2010年04月01日

枝垂れ桜植栽

枝垂れ桜植栽先日植栽準備作業をしていた場所へ枝垂れ桜を植えました。
土の状態が悪い場所があったので多少心配ですが、土の入れ替え、土壌改良をしていますので枯れることはないでしょう。
高さ4mのものなので花芽も少しついています。
4月の中旬には咲いてくれるでしょう。
来年の春には今年よりもたくさんの桜の花が付いて桜並木として見ることができると思います。
楽しみですね。
枝垂れ桜植栽二脚鳥居型支柱をし、添え木を立てます。
風が強く吹きっさらしの場所なのですが、これで倒れる心配はありません。
根付くまで根鉢を動かさないようにして根が伸びるのを待ちます。
2年くらいで根が張って幹が太り、倒れる心配がなくなったら支柱を外します。

苗木を植栽する場合、土の状態が良くないと根の張り方が遅く、成長が遅いことがあります。
1m程度の苗木を植えても全く育たなかったり、1年たっても成長が見られなかったりする場合、土壌の状態を見てください。
土が痩せていたら土壌改良剤、有機肥料を根鉢の周辺にすきこんでみてください。
夏場の水やりも大切です。

また、どんな木にも言えることですが、日照時間、土壌の有効成分、水のどれかが欠けていると成長に影響が出ます。
畑を想像してみるとわかりますが、ふかふかで保水力もあり肥料もたくさんの土で、さえぎるものがないので一日中日当たりがよく当たります。
野菜の種や小さな苗でもすぐに根を張り二カ月もあれば大きく育ちます。
畑の土壌の状態は植物にとって最高でしょう。

反対に石が交じっていて、スコップで掘り起こそうにも硬くて掘れないような土に木を植え、土の表面に肥料だけ与えても木は育ちません。
痩せた土壌では根が張らずに木が弱っていく一方です。

植物は生き物です。
成長に肝心な根を育てるには、土の状態は非常に大事です。
木を育てるならまず土づくりから。

タグ :造園植栽

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Posted by 緑の専門家 at 10:05│Comments(0)造園
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